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喜国雅彦さんはスバラシイ方です、『東京マラソンを走りたい―ギャグ漫画家50歳のフルマラソン』はスバラシイ本です、のお知らせ。
スバラシイ喜国雅彦さんが、
『東京マラソンを走りたい―ギャグ漫画家50歳のフルマラソン』(小学館101新書)
を(12月1日に)出されました。
「高校は帰宅部、大学は漫研。そんな僕が、気がつけば2000km走っていました……。アラウンド50歳、東京マラソン四回連続落選の漫画家キクニがあなたに贈る、フルマラソンの愉しみと苦しみ! 」(アマゾンの内容紹介より)
喜国さんはスバラシイ方で、このご本の中の脚注で、ちょこちょこっと「野宿野郎」を紹介してくださっています。なので、最近、それを読んだ方が「野宿野郎」を購入してくれます。ありがたいことです。すみませんすみません、ありがとうございます。
「野宿野郎 マラソン部」は、喜国さんがこのご本に書かれている「焼き肉マラソン」の「チーム焼肉」に参加させてもらったことがきっかけとなり、誕生しました。「焼肉代をかけてフルマラソンを走ろう」「焼き肉がタダで食べられるぞ(ビリにならなければ)」とのお誘いを受け、走ったら、すごく、楽しかった。
ので、その後もいろいろ出てみたいとおもって、ちょこちょこ大会に申込み前日に野宿したり途中で野宿をしたりして走っていたのですが、わたしは昨年24時間ぐるぐる走るチャリティーマラソンに出た帰り道、友人にしゃぶしゃぶ食べ放題をご馳走してもらったものの体調が悪くってぜんぜん食べられず口惜しいおもいをし、じぶんの胃に失望したため、すっかり走るのをやめ、「マラソン部」を休部状態です(肉に始まり、肉に終わる)。
でも、ご本を読むと、喜国さん(やほかの「チーム焼き肉」の方々)はいまだ、走っていらっしゃるし、走ることを楽しまれている。そう、すっごく楽しそうなのです。読んでいてなにせ思うことは、「この人たち、楽しそうだなー」ということなのでした。なんだか、わたしもまた走ってみたくなりました。
「この本は、『ためになるけど、面白みは少ない』というのが、一般的な新書のスタイル。『面白いけど、少しも役に立たない』という、真逆のスタンスを目指した新書界の異端児」だと、喜国さんのランニングブログ「犬ふんランニング日記」には書かれていますが、なんだか読むと「じぶんも走ってみたくなる」という大事な一点で、最高に役に立つ本な気がします。
面白くって、一気に読んじゃった。走りたくなっちゃった。
みなさまもぜひ、『東京マラソンを走りたい―ギャグ漫画家50歳のフルマラソン』を買って、一気に読んだり、走りたくなったり、「野宿野郎」をためしに買ってやろうかなって気になってください。
ええっと、というわけで、喜国さんには足を向けて野宿しないように、気をつけたいとおもいます。
(マラソン部 平部員 かとう)
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