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野宿野郎グッズ:たき火コンロ(その2)
前回は思いっきり話を脱線させましたが、本筋に戻します。
たき火コンロとは、木の枝などを燃やして料理をしたり、暖を取ったりするコンロ(ストーヴ)のことです。英語ではウッドバーニング・クックストーヴなどというようです。
ガソリンやガスのストーヴのように燃料を買う必要も持ち歩く必要もなく(そのかわりさがして拾う必要がありますが)、比較的、軽量、コンパクトなので、火は使いたいが、荷物はできるだけ小さく、軽くしたいという人に向いています。少ない燃料を簡単に着火させ、効率よく燃やして、熱を取る工夫がしてあります。
「野宿野郎」的にはどうなんでしょう。本格的アウトドア活動の場合はもちろん役に立ちそうですが、野宿旅の場合はビミョーです。野宿旅ではよっぽど人里離れたところへ行かない限り、途中にスーパーや食堂があるので自分で料理をすることは必須とはいえません。食事を作るためにたき火コンロを持つなら、ほかに鍋はいるし、食材や調味料も持たなくてはいけないので、荷物が増えてしまい、特に歩き旅の場合、これは致命的です。
そんな欠点があるにしても、自炊野宿旅は費用的にかなりのメリットがあることは確かです。普段の生活でも、自炊している人と毎食外食する人とは(毎食コンビニ弁当の人とでも)エンゲル係数がかなり違うことは間違いないので、この計算は自炊野宿旅にも当てはまるはずです。もともと野宿旅をする人はコスト管理にシビアなはず(シビアにならざるを得ないはず)なので、自炊ができて燃料費のかからないたき火コンロは、持つべきものの選択肢の中に入れる価値のあるアイテムのはずです。
またたき火コンロにはかなりコンパクトになるものもあるので、食事は作らなくても屋外で火を焚いてみたいというだけの目的にも使えます。地面の上で普通にたき火をするのとでは、たき火コンロは着火や火の持ちが全く違うとのことです。
屋外で火を焚くという行為には、人を陶酔させるなにかがあるようです。(伝道師)
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